劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が10月16日(金)についに公開になりますね!
それに合わせて本日発売のWJ(週刊少年ジャンプ)44号にて、炎柱・煉獄杏寿郎の初任務を描く過去編「鬼滅の刃 特別読切」が掲載されています!!
この記事では、鬼滅の刃、読み切り、煉獄杏寿郎初任務の内容の感想をご紹介していきます!
鬼滅の刃 特別読切が掲載!
まずこの扉絵…煉獄さんの憂いの含んだ横顔
やっぱワニ先生こと吾峠呼世晴先生の描く鬼滅の刃という作品はいいですね!
言葉のチョイスやキャラの動き、コマの持って行き方やその場その場のセンス…作品のひとつひとつに本当に感銘を受けま。
やっぱ好きだなぁと再確認。
【鬼滅の刃】特別読切のネタバレを含みます
ここから先は本誌のネタバレになります。
少し本誌の画像も載せてありますので、気になる人はお楽しみいただければ幸いです!
.
.
.
.
.
.
ある日の父の言葉のシーン
ある日、煉獄杏寿郎が父から伝えられた言葉から本編はスタートします。
「杏寿郎も弟の千寿郎もたいした才能はないから炎柱になるというくだらん夢は見るな。炎柱は俺の代で終わりだ」
杏寿郎は炎柱である父から、才能は無いと告げられ、炎柱は自分の代で終わりだと言う冷たい言葉を投げかけられます。
「いくら努力していても誰もがその才能を認めるような才能の持ち主でないなら夢を見ることさえ許されないのだろうか。強烈な才能と力で黙らせることが出来るような者の夢を叶える為の努力や誰かの力になりたいと思うその心映えには何の価値もないのだろうか。」
弟の千寿郎が物凄い努力をしているのを知っている杏寿郎は内心で
『才能が無ければ夢を見る事すら許されないのか?誰かの力になりたいという気持ちには何の価値も無いのだろうか?』
父の言葉から疑問に感じ自問自答するのでした。
弟の千寿郎
千寿郎も稽古に励んでいますが、杏寿郎に後ろを取られ気配に気づかぬ事を恥じます。
しかし杏寿郎は笑顔で「何も恥ずかしいことは無い。何かを忘れて、稽古に打ち込む姿は素晴らしいことだ」と弟の努力を認めます。
気配に気づかぬ事を恥じるよりも、それだけ稽古に集中して打ち込んでいることが素晴らしい、という言葉を弟にかけてあげれるこの前向きで人の良いところを見つけてあげられる優しさ。この杏寿郎の言葉には非常に好感が持てますね。
兄が今の頑張りを認め、褒めてくれた為、千寿郎は喜びます。
そして弟にも、目標とされる存在であった杏寿郎。
きっと千寿郎も杏寿郎の強さはもちろん、人柄や人としての強さの部分を尊敬しているのでしょうね。
その後、杏寿郎は初めての任務に向かう為、千寿郎に家で見守ってくれと言います。
初任務へと向かう煉獄杏寿郎
杏寿郎の初任務は、数名の鬼狩りを既に屠っていた強敵に挑むものでした。
煉獄杏寿郎は初任務に向かう最中に、ふと仲間たちとの過去を思い出します。
杏寿郎は、自分を目指すと言う最終餞別が同じであった同じ年の子の事を思い出し感じるのでした。
煉獄杏寿郎が過去に鬼を倒した時のこと、その彼の強き姿に仲間たちが尊敬し、教えを乞うようになります。
「おれも杏寿郎みたいに強くなって、仲間を助けられる人になりたい。鬼に家族を奪われることがないように誰も…誰も…」
と泣きながら語る仲間。
そんな仲間を励まそうと、杏寿郎は「おれはまぁ柱でもなんでもないけど、一緒に…頑張ろう!」と言います。
この通り、一緒に…のところで言葉が詰まり、いつもなら言えるはずの頑張ろうが言えなかった杏寿郎。
何故言えなかったのか…その仲間は最終戦別で鬼に折られた刀を震えながら握りしめていたことを思い出し、 彼がどうしてか死んでしまいそうだと思ったから、素直な応援出来ない気持ちから途中で言葉が詰まったようです。
そして、杏寿郎は父が何故自分たちに冷たくなってしまったのか、その理由が分かったような気がしました。
父が杏寿郎や千寿郎に冷たい言葉を発し、鬼狩りになる事を後押ししないのは、死なせたくないからだったのではないか
炎柱は強く才能に優れていても、死と隣り合わせの世界。死なせたくないから目指してはいけないと言っていたのだろうと…
しかし、やはり煉獄杏寿郎という人物は若い頃からリーダーシップのある男だったんですね。
煉獄さん本人はそういう事に無頓着だったようなイメージですが、煉獄杏寿郎のような男は組織が成長するには必要不可欠な存在。のちに炭治郎達にも多大な影響を与えていますから、無惨を倒せたのはそういう意味でも煉獄杏寿郎の影響や功績は大きいと思います。
老人の姿をした、笛使いの鬼
そして杏寿郎が着いた先には、老人の鬼がいました。
すでに九人を殺めている鬼。目の前には鬼に挑んでやられてしまった隊士達の遺体が…
その中にはあの仲間の男性も。
鬼は「おや増援か?たった1人で御苦労なことよ。寂しくはない安心せい。今ならまだ仲間達が三途の川で待っておる」
悲しむ杏寿郎に対して皮肉る鬼の発言には反吐が出ると怒りに燃える杏寿郎。
杏寿郎はまた父の言葉を思い出します。
つい先日笑いあった仲間が死ぬことは良くある話、鬼の言葉には反吐が出る…
その言葉が真実だったのだなと確信したのか怒りの表情の杏寿郎。
早速火の呼吸で斬りかかります。
杏寿郎VS鬼
笛の鬼が使う笛の音が危険で無いはずが無いのでとっさに耳をふさぎます。
しかし両手で耳をふさげば、刀が使えないとはこの笛使いの鬼の言う通りで、まさに今の杏寿郎の状態がその状態。
笛の音には神経を狂わせる作用があり、少しでも動こうとすれば転倒してもがくしかなく、足を動かそうとすれば頭が動き、手を動かそうとすれば足が動くなど、神経の伝達が出来ないようになると鬼は言います。
そして笛使いの操る犬が、両手の使えぬ杏寿郎に向かい襲い掛かってきます。
動けない杏寿郎に対して鬼は「お前たち人間が日々重ねてきた鍛錬も鬼の笛の音一つで全てが無駄」と杏寿郎の努力を馬鹿にしてきます。
そして、狼狽えてるうちに犬に喰われてしぬとはのう〜と鬼が操る二匹の犬が杏寿郎に襲いかかります。
杏寿郎VS鬼 鼓膜を自ら破る驚きの行動!
ここで杏寿郎が心の中で思った事なのか、ナレーションなのかわからないですが
人生は選ぶことの繰り返し
けれども選択肢は無限にあるわけではなく
考える時間も無限にあるわけではない
刹那で選び取ったものがその人を形作っていく
という言葉。
清らかでひたむきな想いに才能の有無は関係ない。
誰かに称賛されたくて命を懸けているのではない。どうしてもそうせずにはいられなかっただけ
その瞬間に選んだことが
自分の魂の叫びだっただけ
このシーンを読んで思わずジーンと感動してしまいました。
人を助ける時、思わず身体が勝手に動いたと言う経験、1度ぐらいはあるのではないでしょうか。
そして杏寿郎は、耳をふさいでいた手で刀を握り、炎の斬撃で襲い掛かってきた犬を両断!
そして次の太刀で、炎の斬撃が炎の獣のようになり笛使いの首を斬り落とします!
鬼は「は?」と状況が呑み込めないまま、首を切られます。
生首になった鬼は、杏寿郎が鼓膜を破っていたことに気が付きます。
何と杏寿郎は耳をふさいだ手で強打し鼓膜を破っていて、笛の音が聞こえない良いように準備していたのです。
とっさの判断とはいえ、鼓膜を破るという予想外の行動!
唯一生き残っていた女性は恐怖からか杏寿郎に抱きついて大泣きしてしまいます。もう大丈夫だと慰める杏寿郎。
この命を守ることが出来たのは、鬼と戦って命を落とした仲間のおかげ。
ありがとう最期まで戦ってくれて
自分ではない誰かの為に
助けてくれてありがとう
君たちのような立派な人に
いつかきっと俺もなりたい
杏寿郎は強く決意したのでした。
感想
鬼滅の刃、煉獄杏寿郎の特別読切り最高でした!
ちなみに本編で鬼の正式名称は出てこなかったけど笛の鬼で『笛鬼』って感じですかね?
最期に「これから十二鬼月に…」とか言っていたから、もしかしたら鼓の鬼である響凱(原作3巻に登場)みたいに名前があったかもしれないですね。
それと、なんとなーくふと思ったんですが、炎柱である煉獄さんの声デカかったの、もしかして鼓膜破った影響で耳が少し聞こえずらかったとか?
それはさておき、
本誌の煉獄さん特別編じっくり読みふけました…
翌日になっても、ヘビロテする勢いで読んでます(笑)
誰も特別じゃなくて、努力してひたむきに行動して、仲間と手を取り合い生きる世界観が大好きだと改めて思いました。
鬼滅ロスがぶり返してしまいそう…
吾峠呼世晴先生の描く鬼滅の刃がまた読めて本当に嬉しいです。
感謝の気持ちでいっぱいです!
ありがとうございます!
45号、46号も楽しみにしています!
この記事での紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
コメント